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【 2016年06月】

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「なぁ牧野はどうしてあの花沢物産のジュニアなんかと親しくなったんだ？」会議も終わり課長と役員フロアの廊下を歩きながら話しかけてきた。村岡の率直な気持ちであろう。だけどつくしはそれをどう説明すべきか言葉を探した。答えを探してた。だけど神経はまだ会議室で話している花沢類の事が気になって振り向きたい気持ちをつくしはぐっとこらえて村岡への返事を考えた。「その、付き合ってるとかじゃないんだよな？」答えあぐね...

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24話

【第三章嫉妬】

2016.06.30 （Thu）

きゃーーー嘘！！？あれって花沢物産の御曹司じゃない！？ロビーがそんな騒ぎになってるなんて露知らず・・・。つくしは休憩所で村岡課長とコーヒーを飲んでいた。村岡課長に何と応えるべきか好きでもない人と付き合ってみるとかつくしにはそんなことは出来ない。だけど前に進めない今を打破したかった。「村岡課長、私・・・」その瞬間、部長が脂ぎった顔で大汗かいて休憩所に駆け込んできた。「ま、牧野くん！！！すぐに第一会議...

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23話

【第三章嫉妬】

2016.06.30 （Thu）

「牧野さん！！」！？「村岡課長とパーティーってほんと！？」植木さんに詰め寄られ思わず抱きしめられ泣いてしまうという失態を思い出して顔から火が出そうになった。「あーー！顔が赤い！牧野さんって奥手だと思ってたのに、我が社の有望株を持ってかれるなんて」うぅーと嘘泣きをしてみせる植木さんに他の女子社員も集まってくる。また？もう勘弁して〜。今はまだ思い出すと辛い。花沢類のこと。「業務中だぞ」「え？」「あ！課...

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22話

【第二章誘惑】

2016.06.30 （Thu）

パーティー会場を抜け出してズンズン進む私にようやく村岡課長が足を止めた。「はぁ、はぁ。」息が切れる。お酒飲んだせいだ。胸が苦しいのもお酒のせいよ。「牧野、こんな時に言うべきじゃないかもしれないけど」そう前置きして向き合うように腕を引っ張られ村岡課長の顔を見るといつもの厳しい仕事モードの顔じゃない。「俺はおまえの事だけを見てきた。俺と付き合って欲しい」私だけを・・・？今の私にはその言葉が矢のように心...

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21話

【第二章誘惑】

2016.06.30 （Thu）

まだ話終わらない村岡課長を見てソファに座る。何やってんだろ。こんなとこで1人ポツンと座って。そもそもこんな華やかな場って苦手なんだよね。もう帰りたいな。ぼんやり膝の上に置いたハンドバッグを見つめてると目の前に人影が。「牧野？やっぱり。どうしたのこんなとこで」「花沢・・・類？」「隣いい？」びっくりしてぱちくりと瞬きして花沢類を見上げる。「あの、こんなとこにいちゃマズイんじゃない？」ソファに腰掛け溜息...

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20話

【第二章誘惑】

2016.06.30 （Thu）

パーティー当日「うはー足が痛い」久々の高いヒールにもう悲鳴をあげていると村岡主任・・・じゃなかった村岡課長がやってきた。「馬子にも衣装とはまさにこのことだな」「余計なお世話です！」ふん！と歩き出すとスッと村岡課長がエスコートしてくれるため私の腕を自分の腕に絡ませた。どひゃーーこんな密着しなくちゃいけないおー？会場に入るところは皆、すっごい車から降りてきっちりエスコートされてる。ひゃーカクテルドレス...

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19話

【第二章誘惑】

2016.06.30 （Thu）

「どういうことってそれって花沢さん、つくしに告白してるんじゃない！それ気付かないつくしもどうかと思うけどなぁ」電話の相手は優紀だ。「気付かないわけじゃないよ？でもさ！あの花沢類だよ！？再会して、そんな、急に・・・」「ん〜、急・・・なのかな？ずっとつくしのこと想ってたんじゃないの？」ずっとって・・・それこそありえないよ。だって花沢類はフランスにいたんだから。フランスの静さんのとこに。「優紀はプラス思...

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18話

【第二章誘惑】

2016.06.30 （Thu）

「牧野が司を選んだ時、牧野の幸せが俺の幸せだと思ってた。だけど、司が牧野を手放したのが本当なら俺はもう我慢しないよ？」体を離して向き合うように立ち尽くしていると屈んで顔を覗き込んできた。「牧野？」「え！？え？？何！？」少し呆れるようにでもクスっと微笑んでる花沢類。「フランスからこっちの本社に帰ってきて牧野を探そうと思ってたんだ。総二郎やあきらも知らないっていうし。だけどそうする前にMJで会うなんてね...

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17話

【第二章誘惑】

2016.06.29 （Wed）

「牧野はさ、司と別れてからどうしてたの？」普通なら聞きにくいことであろうことも花沢類にとってはそうでないらしい。花沢類・・・ちょっとはオブラートに包もうよ。。そうつくしは思いながら花沢類を見てみるも花沢類は特に気を遣う風でもなくビー玉の瞳でこちらを見つめてる。「どうしてたの・・・って言われても・・・普通だよ」「そっか」少し目を伏せて黙る花沢類を見ると少し切なそうに見えた。あの頃、どうして花沢類の手...

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16話

【第二章誘惑】

2016.06.29 （Wed）

つくしは村岡主任に気付かれないよう溜息を漏らす。仕方なく地下駐車場で主任の車に乗りこむと村岡主任は少し困ったように笑って言った。「取って食いやしねーから」「いや、そういうことでもなくてですね・・・」はぁ。こんなとこうちの女子社員に見られたらどうなると思ってるんだか。しばらく走って家の近所まで来た。「ここの通りでいいのか？」窓の外を見るとアパートのすぐ近くの道路だ。「あ、はい。もうここで大丈夫です」...

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Author:MIYABI
花より男子の二次小説サイトへようこそ！

基本的にCPは類とつくしです。
たまに総二郎×優紀も書きたいかな？と考えています。

ドラマよりの類になると思いますが
その辺りは柔軟に・・・。

管理人の妄想炸裂ですので
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